バラゾウムシ対策(有機栽培)など まとめ

これからまだ薔薇ゾウムシの本格的シーズンにはいるので、

試行錯誤も続きますが、英語サイトの情報もあわせて、対策等ざっとまとめてみました。

繰り返しもありますが...


まずは 土壌の状態をととのえて、薔薇を健全に育てることが必要かとおもいます。

有益な微生物がいる状態の健全な土壌です。

アルムシリーズには有用な菌がふくまれていますし、カニガラとかもみがら燻炭とか

米ぬかとかもよいとか。ほかにも検索すればいろいろ製品があります。

自然の中から菌を採取することもできます。

肥料を与えすぎると虫がつきやすいともいわれているので、土壌をととのえた上で適量を与えるのがよいのだろうと思います。

それから、薔薇ばかりかためて育てると被害を受けやすいかと思います。

香りのハーブが効くという話もあるので、バジルやミントなどとくみあわせてバランスのよいお庭にするのが理想かとおもいます。カモミールもそばにうえると薔薇によい効果があるとか。 チャイブとかニンニク系の植物はあぶら虫に効くという話もあります。お庭の生態系のバランスがとれれば、自然に天敵とかが活動してくれてそれほど気にならなくなるとか。 これにはちょっとスペースが必要な気もしますが。。

グラウンドカバーを生やしてバラゾウムシの幼虫が地面に届かないようにするという対策はまだ試していないので、不明です。

バラゾウムシの生態を知っておくことは大切と思います。

雌の成虫は一年中あらわれるとか、3月には活動を開始しますし、10月~11月まで活動するとかありますので、

ほぼ一年をとおしての対策が必要なのかなとおもいます。

白い薔薇と黄色い薔薇がやられやすい、と英語サイトにありましたが、

うちのは赤薔薇も樹勢が弱いせいか昨年けっこうやられていました。

でも被害を受けやすい薔薇をみて、対策をあつめにするのもよいかとおもいます。

土壌対策は幼虫が越冬したりするということで、とても大切と思います。成虫になってからのコントロールはなかなか難しいように感じます。土壌にいるあいだにいかに対策するかだろうと思います。

ニームケーキは普通に、肥料やネマトーダ対策、土壌改良の目的には、通常年に一回の使用のようです。 英語サイトでは深くたがやして、とありました。

日本語サイトでは、防虫目的に、表土にまくとか、浅くまぜる、とか複数回まくとか

ありました。

今年ためしてみて、あまり何度も施すと、窒素過多になるせいかあぶら虫がふえるように感じたので、ニームオイルやニームエキストラクト製品を規定倍数に希釈して、土壌散布したほうがいいかなと思いました。もしくは、アルムグリーン(回数制限あり)やアルム凛といった漢方製品)や、まだためしたことはないのですが、アグリチンキも似た効果はあるようです。

鉢物のコガネムシの幼虫に土にアルムシリーズ(アルム恵、アルム凛)を使うと有効だったので、おそらくゾウムシの幼虫にも有効だろうとおもいます。アルム系は葉面散布のさいに、つぼみにかかると(根からの吸収とダブルになるせいか?)変色することがあるので、濃度や頻度、併用に気をつける必要があります。(まだ至適な使いかたにいたるまで試行錯誤です。)


コガネムシの幼虫には、ツバキ油粕(サポニン成分が有効らしい)も効くといいますが、ミミズに影響があり、魚毒性があるそうです。 ミミズのふんは土壌を肥沃にするのに役にたつので、いてほしいですが、コガネムシの幼虫に効くなら、薔薇ゾウムシの幼虫とかにも効くのでしょうか。。。未確認です。

有効なバイオ製剤、ネマトーダもあるようですが、ニームはネマトーダ対策に使用するとあるので、一緒には使えないかもしれません。

ニームオイルは以前は葉面散布に使ったことがあるのですが、スプレーがすぐつまったりして使いづらかったです。ローズディフェンスはいまのところ100均のスプレーでノズルはつまっていません。

ニームオイルは直接つけたりすると茎が黄変したり、影響がでることがあるので、希釈倍率に気をつけることが必要です。

ほかに くるなスプレーのようにあらかじめニーム成分が希釈されている製品もあり、使いやすいですが、あっという間になくなってしまうのが残念です。くるなスプレーはヒノキ成分もはいっていて香りがさわやかです。くるなスプレーのメーカーはローズ用には別のスプレーを出していて、ニームとペパーミントが成分にはいっていますが、まだ試したことはありません。他社にもニームがはいっているスプレーはあるようです。

ニームは抗菌作用もあるとのことなので、葉を健全にそだてるのにもよいとおもいます。

私は今年、キトサン+アルム凛+アグリチンキの葉面散布もおこなったのですが(混用せずにニームかどちらかにしたほうがよいとはおもいますが)葉が大きく健康にそだっているようにおもいました。 あまりいろいろつかわないほうがいいとは思いますので、今後ひき算をして様子をみていきたいと思います。

できる時にはパトロールして成虫を捕殺するのも基本です。英語サイトは夜活動するとありましたが、朝とか、3時~4時とかにも出没していますからどうなのでしょう??

下に傘とかシートをひろげて枝ゆすって落としてひろう、というやり方もあるようです。

被害にあった場所(黒くなった新芽やちりちりになった葉、つぼみや茎)は早めに切り取って処分し、被害にあった花も地面に落とさない、ということも欠かせません。

その他 一年は薔薇の開花をあきらめてつぼみを全部切るとか、

    柿渋を枝にぬると少しきいたという情報もありました。

    陳皮を土にまぜる (私はためしに柑橘の皮を細く切って土の上においています。)

    とうがらしに木酢液、にんにくスプレーを使っている人もいるようです。

    しょうのうも効くとの情報もあります。

    天敵のハナグモをひろってくる。

ある程度の被害は、多すぎるつぼみを薔薇が調節しているのではないかと感じた、と書いてあるサイトもありました。 あまり被害がひどくならない、被害がふえないという状態だったらそういうふうに自然のままでいいとおもいます。 うちの薔薇は去年被害がとてもひどかったので、今年は対策を強化しました。おかげで、被害が減ったのと、つぼみが昨年より多いので、少々やられても気持ちに余裕がもてるのはよかったです。

薔薇たちのつぼみもずいぶんふくらんで、がくが割れてきたのも少しふえてきました。

開花が楽しみです。 開くとこんどは香りのいい薔薇にコガネムシが飛んできますけど。。。







去年のラレーヌビクトリア 鉢薔薇です。 今年はバラクキバチにつぼみを7つもやられてしまったので、のこりの茎に、アルミ箔をまいて防御です。これはまだつぼみがそこそこありますが、ほかの鉢薔薇はつぼみが少なのでバラクキバチにやられると痛いです。来年は防虫網しかないかな。。。 

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