バラゾウムシ激減~ その2

ニームパウダーですが、地植えの薔薇は、根本や周囲にまいて

表土と軽くまぜあわせました。

鉢薔薇も一階のベランダにあり、そばに芝生の庭があるので、

鉢の土のみならず、周囲の芝生にもまきました。

ほかに、葉面散布として、ニーム成分のはいった、くるなスプレー

(このメーカーは薔薇用のニーム入りスプレーも出しているよう

ですが)を使いました。

 が、たっぷり撒くとすぐなくなってしまうので、アルム凛と

アグリチンキ(古くなってしまってつかい切りたいため)に

キトサン溶液を希釈したものも使ったりしました。

 さらに、アルムグリーン(これは有機農薬の登録がなされて

いるとかで年間5回までとかの使用制限があるとか。もしくは

アルム凛)の希釈液も今年はじめて薔薇ゾウムシの姿をみかけてから

使いました。

以前存在していた、Rose Sanctuaryというとても薔薇に詳しいサイトによると

こうした薬剤は一種類だけにして、違うものが使いたければ翌年とかにしないと

耐性とか薬害の問題がでてくる可能性があるというのですが、虫の姿をみると

つい効力を期待して混用してしまいました。。。

アルム凛とアグリチンキ、キトサンを混ぜるのは、清水商店という、薔薇の肥料や

アルム凛などを販売しているサイトからのヒントです。

以前はたしかそこのHPでも、アルム凛とキトサン、もしくは、アグリチンキとキトサン、

という組み合わせで散布していたと思いますが、今は一緒に混ぜているところをみると、

手間を省くためか、効力をより狙ってのことだと思います。

すると、今年は鉢薔薇も、地植えの薔薇も、昨年3月の葉っぱちりちり多発状態に比べ

あきらかに葉がきれいなのです。葉が大きく立派にもなっている感じです。

鉢薔薇のほうは、7種類くらいの鉢薔薇で、一匹みかけたくらいで、もちろん、探し方が

上手じゃないのもありますが、昨年はもっとみかけましたし、今年はつぼみはほとんどきれいな状態です。

鉢薔薇は、バラゾウムシよりも、バラクキバチの被害がひどく、特にお気に入りの、ラレーヌビクトリアのつぼみを7つもやられました。一鉢しかなく、しかもそんなに大きな株ではないのに。

飛んでくる虫は防ぎようがないです。手間暇かけれれば、みずみずしい茎には、

アルミホイルをまいたりします。 ほかに紙テープをまく、とか、ストッキングの破れたのとかあれば、それでカバーするとか。他には、防虫ネットをかぶせておくとか。

ただ、今年は鉢薔薇とは違う場所にある、3種類の地植えの薔薇はいまのところ、1~2本くらいしか、バラクキバチの被害はありません。

今年はわりと風も吹いていて、地植えの薔薇は風通しのよいところにあるので、それも影響したかもしれません。

バラゾウムシですが、上記、Rose Sanctuaryという以前あったサイトによると、陳皮(みかんの皮を乾燥させてつくった漢方薬材料)の成分をいやがるという記載があり、又、ネット情報によると、柑橘の皮のリモネンという成分を虫が嫌うので、畑にまくと良いということだったので、柑橘を食べたあと、皮を小さく刻んで、薔薇のまわりの土にまいたりしました。 (これは数回)

しばらくは、不思議なくらい、バラゾウムシをみかけなくて、地植えの薔薇は4種類あるのですが、2種類は、それぞれ離れた場所にあるのですが、まだその薔薇たちのところではみかけていません。一種類は少し兆候はあります(チリチリの葉っぱが2~3か所、新芽が黒くなっているのも少し。)

去年被害がはげしかった、赤薔薇とそのとなりにあるピエールドロンサール。赤薔薇はお隣からのこぼれ種でずいぶん前からあった薔薇で、ピエールがとなりにきてから、年々ゾウムシの被害がふえてきたかんじで、去年はまともな花がほとんどないくらいみじめでした。

今年は、赤薔薇のところでは、1~2匹みかけたくらいで、葉っぱもちらっとちりちりがあった程度。幹がテッポウムシにでもやられているのか、下のほうからでてきたシュートのつぼみよりも全体的にこぶりですが、それでも昨年に比べてきれいなつぼみがそろっています。

ピエールですが、最初1~2匹みかけ、すこしたって、大きいゾウムシと小さいのをみかけ

(ゾウムシもいろいろ種類があるようです。)さすがに大きいのには新枝がかじられていましたが、みかけたら、上記対策をはやめたりしました。

もうけっこう太ってきたつぼみや、2輪くらいがくが割れて花びらがみえかかったつぼみも

あるのですが、昨年にくらべて葉っぱはきれいで大きいし、つぼみも年数が経過したせいもありますが、ふえて、房状になってきたし、昨年のようにあきらかにやられて変形したつぼみもはるかに少ないのです。

だんだん日差しが強くなってきて、虫が活発化してきたのか、今日は3匹くらいロンサールでみつけましたが、去年被害がひどかった赤薔薇のほうではみかけませんでした。

ロンサールは、さすがに変形したり、小さいままのつぼみもちらほらですが、つぼみの数が昨年より多いし房咲きもふえているようなので、少々被害にあったつぼみをとって丁度いいくらい。咲き疲れするかもしれない勢いですし、まだこれからゾウムシが活発化するかもしれないので油断禁物ですが、まだ昨年よりはるかにつぼみの状態が良好です。

いままでは肥料も控えめだったせいもあり、今年は生育がいいという感じです。

ただ、ニームパウダーを定期的にまくということは(約一週間くらいの間隔。ゾウムシのすがたがみえないときは、ちょっと間隔をのばしたりしますが、今年は雨も多かったので、だいたい一週間強くらいになっています。)それだけ窒素肥料過多にもなるせいか、

今年はアブラムシがたくさんついています。(それで窒素吸収を控えめにするというカフェインのはいったコーヒーかすやら、草木灰やらでバランスをとるようにしたつもりですが、たびたびニームをまくのでいたしかたないです。)

アブラムシについては、でんぷん成分のスプレーとかほとんどテデトールで対応してます。

先日テントウムシもきていたし、クモもいるので多少は餌にのこしておきます。

それから最初のほうは葉っぱがくっついていて中に幼虫がいる、というたぐいの虫を何回か発見し、葉の上からつぶして昇天していただいていたのですが、最近はみかけなくなりました。

葉に一杯小さい穴をあけている小さい幼虫は いまのところごく一部にみられます。

つぼみをかじる虫はまだでてきていないようです。

ひとつちょっとやりすぎたなあというのは、紫薔薇で花びらがみえてきたものが、2輪

赤っぽく変色し、ピエールも一輪そんなかんじ。つぼみも赤みがすこしかかったものがあります。薬害というか。つぼみがあがってきたら、アルムはつぼみにはかけないように気をつけないといけないかなと思います。

アルム恵を土につかってさらにアルム凛を葉面散布したり、散布回数をふやしたりすると以前もそういうことがありました。

まだ、どのくらい使ったらそうなるか、まで研究するにいたってないのですが、今年はゾウムシが活発な期間は対策をつづけ(昨年は薔薇が終わったら手抜きになっていました)

来年はさらにもっと早い時期から、土壌対策をはじめて葉面散布はニーム系主体にしようかなと思っています。 化学薬品は匂いもきらいで使いたくないのです。

アルム恵とアルム凛を定期的に使っていた時は鉢薔薇のコガネムシ幼虫被害もすくなかったのです。(コガネムシ幼虫はつばき油粕のサポニン成分もきくそうですが、みみずや魚に害があるそうです。)

ところで、ほかに英語サイトからのバラゾウムシ対策として、こんなのもありました。

☆その年は薔薇の鑑賞を断念してつぼみを全部ちょんぎってしまう。(すると産卵するところがないからほかに移動していくとか。)そしてまた数年たったりしてだんだんまいもどってくるようになったら同じことを繰り返す。 (これは勇気がいりますがあんまり被害がひどくなったら一回こういうのもありかも。)

☆グラウンドカバーを根本に生やしておくと、幼虫が地面に到達できない。(これは効果のほどはどのくらいか不明。)

☆バジルなどの香りのハーブを近くに植える。(ミントを生やしていますが根本じゃないせいか、バジルじゃないせいか?効果不明ですが、ハーブを植えてある近くの薔薇には少ないと書いている人もひとり発見。)

☆ネマトーダをつかう。(微生物製剤です。散布するときの天候条件とか、散布するときに保護メガネとか身体をカバーして散布後すぐ洗濯とかちょっとめんどうな条件あり。効果のほどは未確認。

お庭の生態系がととのってきたらそれほど悩まされることはなく、益虫が活躍してくれるそうですが、薔薇がかたまっていると被害がふえるように思います。また土壌の状態を微生物で良好な状態にととのえ、薔薇を丈夫に育てることがまずは基本のようです。”奇跡のりんご”の著者がそれでりんごの有機栽培に成功していましたね。つい有機農薬対策に目がいってしまう私ですが。。。







昨年の薔薇、一重の紫の薔薇で、ロンサールや赤薔薇とははなれた別のところにあります。南に建物があって日照がいまひとつなため、葉がすぐ黒点病になったりですが、毎年頑張って咲いてくれます。

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